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参考にしたいUGCキャンペーンの海外事例まとめ

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参考にしたいUGCキャンペーンの海外事例まとめ

みんなはUGCという言葉はもう知っているよね? UGCキャンペーンはとても魅力的だけど、実践するのはちょっと難しいとみんなも思っているはずだ。今日は海外で成功したUGCキャンペーンの例をいくつか紹介しよう。やってみるかどうか迷っている人、アイデアがほしい人にとって、少しでも参考になればいいな。

はじめに:UGC(User-Generated Content)とは?

この言葉を初めて聞いた人のために、まずUGCについて説明しておこう。これは記事を引用するのが早そうだ。(もう知ってるよ!って人は読み飛ばしてもいいよ)

UGCとは、Webサイトの利用者(ユーザー)によって制作・生成されたコンテンツ。電子掲示板(BBS)やブログ、プロフ、Wiki、SNS、ソーシャルブックマーク、動画投稿サイト、写真共有サイト、イラスト投稿サイトなどに書き込まれたり投稿されたりしたコンテンツの総称。ユーザーが作成したコンテンツを主とするWebサイトをUGM(User-Generated Media)あるいはCGM(Consumer-Generated Media)という。
IT用語辞典より引用

CGMの国内の成功例を挙げると、「食べログ」が分かりやすいかもしれない。食べログはユーザーが食べたお店の評価や写真をアップできる仕組みになっている。投稿者はインセンティブ(Tポイントが貯まるとか)があるから投稿したがる。そして人はバイアスがかかっていない他人の評価を検討材料にしたいから、多くのユーザーが集まる。

さらに投稿されたコンテンツ(UGC)を食べログがまとめ記事にして公開してたりする。とても強力で効率的な循環だ。そのおかげでSEOは強力だ。何かお店の名前を検索してみるといい。多くの場合、1ページ目に食べログのページが出てくるはずだ。

UGCの成功事例①:UPS - Wishes Delivered

さあここからが本題だ。まずアメリカの運送会社UPSの事例を見てみよう。このキャンペーンでは、ユーザーは#wishesdeliveredというハッシュタグをつけて、Twitterに自分の願いごとを投稿した。UPSはその中から良い願いごとをウェブサイトに載せた。


UGCの成功事例①:UPS - Wishes Delivered

そしてUPSは、願いごと1つに対して慈善団体に1ドル寄付した。これだけでも素晴らしいことだけど、さらにいくつかの願いごとをかなえてくれたんだ。その1つはUPSの運転手になってみたかった子どもの夢だった。このすてきな物語の動画は320万以上も閲覧された(2015年6月現在)。


UGCの成功事例②:Sephora(セフォラ)−The Beauty Board

セフォラはフランスの化粧品メーカーだ。僕にはちょっと分からないけど(笑)、女性は自分のメイクを見せたいと思うもので、FacebookやInstagramに自撮り写真をアップする人が多いようだ。そこにセフォラは目をつけた。自撮り写真をほかのサイトにアップされるなんてもったいないと。

だからセフォラは、自社のウェブサイトにThe Beauty Boardという、写真をアップできるページを作った。すると今では1,000万人以上の登録者がいて、毎日新しい写真がたくさんアップされている。このページには、自分が使った化粧品をタグづけできる特別な機能を盛り込んでいた。これによって、セフォラ商品の宣伝にもなったし、素晴らしいデータを手に入れることもできたわけだ。


UGCの成功事例②:Sephora(セフォラ)−The Beauty Board

UGCの成功事例③:Bud Light(バドライト)‐Whatever USA

このキャンペーンは、スーパーボウルで流したCMが大きな反響を生んだことから生まれた。このCMは、超高級リムジンが迎えに来たり、カツラをかぶったアーノルド・シュワルツェネッガーと卓球対決をしたりと、バドライトを飲んでいた青年の身に「クレイジー」なことがたくさん起こるストーリーだった(公式動画がないからここには貼れないんだけど、YouTubeで「Bud Light Beer: Up for whatever」を検索してみて)。

反響を受け、バドライトは、こんな「クレイジー」な動画を募集した。クレイジーなことをしている動画を撮って、サイトにアップするだけ。募集は10万人を超え、21歳~27歳の80%が平均50回そのキャンペーンをどこか(SNS、テレビ、など)で見たという結果が出た。

そして応募者の中から1,000人を選んで、パーティに招待した。パーティでのできごとをSNSにアップしてもらったり、パーティの様子をまたCMにしたりした。1つのキャンペーンから2つのCMとものすごい量のUGCができたんだ


※前にもスーパーボウルのCMを使ったキャンペーン事例を紹介しているよ。「『あの会社、お金くれるってよ』ビッグなインパクトを残したイーシュランスのTwitterキャンペーン」。

まとめ: 成功するUGCキャンペーンのための5ステップ

  1. エンゲージメントが高まるアイデアを見つけて、ユーザーが参加しやすい方法を考える(例:写真・動画・テキストなど、どんなコンテンツを、どこにどうやってアップしてもらうか?)。大事なことは、ユーザーが「なぜ参加するのか」を考えること。動機がなければ、誰も参加しないよね。
  2. 集めたコンテンツをどう確認するかを事前に計画する(身元確認もしっかりできなければいけない)。またプライバシー保護を行う。
  3. プライバシーとコンテンツの権利を確認する。もしSNSを使うのなら、そのプラットフォームの規則を確認する。
  4. 集めたコンテンツをどうやって公開するかを計画する。(オリジナルページを作るのか、SNSで公開するのか)
  5. 魅力的な見せ方ができるテクノロジーを選ぶ。

みんなの参考になるアイデアはあったかな? 日本でも、もっとこうした楽しくてオリジナリティのあるUGCキャンペーンが生まれてくるといいよね。それじゃあまたね!

参考
ContentTECH2015:Soup to Nuts: Deconstructing a Super Bowl-Sized UGC Campaign
Speaker:Dan Kimball (THISMOMENT, INC. CMO)、Eric Meyer (THISMOMENT, INC. Sr. Project Manager)
Twitter: @ThisMoment 


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