コンテンツマーケティング研究所

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「そうだ やってみよう!」を狙った記念コンテンツ

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記念コンテンツ

Facebookのいいね数がキリ番に達成したとき、記念の投稿内容に悩んだことがありませんか?

米・テレビ局NBCの朝の情報バラエティ「トゥデイ」は、1952年に始まって以来、いまも高い人気を誇る長寿番組です。その「トゥデイ」が同番組のPinterestアカウントのフォロワーが10万人を超えた記念として、お祝いケーキの写真を投稿しました。Sunrise Cakeいう名前の通り、日の出をイメージさせるこのケーキ。実は番組のロゴを再現したもので、とても明るくインパクトのあるものとなっています。しかし、その裏側には緻密に計算されたマーケティング戦略が隠されているように思われます。今回はその戦略について見ていきます。

ペルソナを意識する


Pinterest_コンテンツ

FacebookやPinterestといった企業のソーシャル・メディアアカウントフォロワー数達成記念コンテンツは、作り方次第ではファンへの単なる報告に終わりかねない情報です。その課題に対して「トゥデイ」は、ペルソナを意識することで訴求力の高いコンテンツを作ろうとしています。例えば、今回の記念コンテンツはお祝いケーキの写真ではなく、10万人達成を祝うNBC社員たちの写真でも良かったかもしれません。しかし、「トゥデイ」はあえてケーキを選びました。それはPinterestの利用者の約8割が女性であるということ、そして同番組のメイン視聴者が主婦層であることを意識した上での行動と考えられます。ファンの多くが女性であるからこそ、ケーキという彼女たちの関心を惹くであろうアイテムを選択しているのです。記念コンテンツといえども、しっかりとペルソナを意識することで、ファンへの訴求力を高めることが出来るのです。

「そうだ やってみよう!」を誘発する

ペルソナを意識することで、投稿された写真はファンをより惹きつけるものになりました。しかし「トゥデイ」は、ケーキの写真だけで記念コンテンツを終わらせません。お祝いケーキの写真とあわせて、そのレシピも公開したのです。赤や黄色を配したお祝いケーキは、とても明るく目を引くものです。レシピさえわかれば、番組のメイン視聴者である主婦層は、家族のために作ってあげたくなるかもしれません。「トゥデイ」の狙いは、まさにそこにあるのではないでしょうか。


レシピ_コンテンツ

ここで「トゥデイ」が取っているのは、ファンの日常に溶け込むという戦略です。主婦が日常的にお菓子を作るアメリカの家庭において、ケーキのある食卓は当たり前の光景といえるでしょう。だからこそ「トゥデイ」は番組のロゴをモチーフにしたケーキのレシピを提供し、自分たちのブランドをその当たり前の光景の一部にしようと試みているのです。またこのケーキをきっかけに、「トゥデイ」に関する会話が家庭で生まれる可能性もあります。そのようにしてファンの日常に溶け込むことで、彼らに意識させることなくブランドをアピールすることができるのです。

ペルソナ。 やっぱりペルソナ。

前述の通り、人数達成記念コンテンツは単なる報告になってしまう傾向にあります。そのなかで、「トゥデイ」はファンのペルソナをしっかりと意識し、彼らの日常に溶け込むようなコンテンツを提供しています。それによってファンの関心を引くと同時に、暮らしに近い場所からブランドを浸透させようとしているのです。今回の事例を参考に、記念コンテンツの在り方について見直してみてはいかがでしょうか。


バリュードライブは、企業のソーシャル・メディアアカウントの運営、Facebook広告運営代行もおこなっています。



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