コンテンツマーケティング研究所

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コンテンツマーケティングのSEO キーワード選定のためのチェックリスト

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コンテンツマーケティングSEO

コンテンツを書く際に意識しておきたいキーワード選定。SEOの内部施策を中心に、Content Marketing Instituteの記事をチェックリストとともに紹介します。特に、紙媒体で経験を積んできたベテランライターさんの中には、このあたりの意識を持ってもらうことで、経験プラスアルファの価値を出してもらうことができます。

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コンテンツマーケッターのなかには、キーワード選択においてオーガニック検索エンジンランキングに無頓着な人もいる。正しい調査や分析を怠り、もしくは、根拠に裏付けされたものではない適当な選択をしている場合もある。
検索エンジン最適化 (SEO) やキーワードを考慮することなくインターネットコンテンツを制作していても、「何か」にはランクインするだろう。 しかしながら、ブランディングやコンバージョンなどのためのSEO、そして、検索エンジントラフィックにおいて公正なシェアをつかむことに対して、手抜きによるリスクは大きい

ウェブサイト上やブログのあらゆるコンテンツが、キーワード検索で(たとえば)月に15,000回という件数を得て貴社をGoogleのトップに登場させるようにする必要はない。しかし、ひと手間かけるだけで、SEOによって多くのものを得ることができる。
コンテンツマーケティングやSEOは、貴社のオンラインコンテンツのあらゆる局面において影響する。時間とスキルの許す限り、以下の項目について考えてみるべきであろう。わかりやすいようにチェックリストを作ってみたので、ウェブサイトやブログコンテンツのキーワードの可能性を考えながら参照してほしい。

チェック項目チェック
1. 掘り下げたキーワードリサーチをしているか?
2. 関連性あるキーワードか?
3. 有料検索を利用するか?
4. あなたのサイトがそのキーワードでランクインしているか?
5. キーワードを言及したページか?
6. キーワードで誘導されたウェブサイトトラフッィク数はどのくらいか?
7. 類似キーワードによるウェブサイトトラフィックがあるか?
8. キーワード (または似たようなフレーズ) は既にコンバートしているか?
9. ページ上でCTAが用意されているか?
10. 自社のリンク戦略をサポートできる関連ページか?
11. キーワードをどのように今後のコンテンツに合わせていくか
12. キーワードがドメイン名にあるか?

チェックすることで、項目を自問し、SEOの努力を始め、それぞれのポイントに関する詳細について更に学ぶことができる。

1. 掘り下げたキーワードリサーチをしているか?

Googleを利用したキーワードリサーチはよく知られているが(Google AdWordsではより詳しいデータが得られる)、Keyword Discovery、WordTrackerなどそのほかのツールは、さらに深いリサーチができる。私は、自身のページや記事で見落とした可能性のあるキーワードを示唆してくれるSEMrushを愛用している (9,500万以上のキーワードを分析する)。 Social Mentionで利用されている言葉を注目してみるのもいいだろう。書籍の巻末にある索引をチェックしてアイディアを得ることもある。
下記のリストはSEMrush で得たキーワード一覧だ。たった数分で、とあるFortune100の企業のキーワードアイディア3万件のエクセル表ができた。既に上位ランキングにあるものでも、更に上のランクとなる多くの機会があることが明らかだ。


SEOキーワードのリスト

リストアップされたキーワードが本当に検索されているのか確かめる必要がある(検索回数が重要)。月間1,000回検索されるキーワードをターゲットとするべき場合もあるが、更に競争率の低いキーワードが必要であることが多い。月間検索回数50回というのは極端だが、同時に30,000回のキーワードに飛びつくこともない。ただし、関連性の高いキーワードで、特にインバウンドリンクの観点から妥当なものであればこうしたキーワードも扱う。

※訳者注:
たとえば、「お問い合わせ」をクリックするユーザーに多く見られるキーワードであれば、全体の検索ボリュームにとらわれずに積極的にキーワードとして使うとよいでしょう。また、”コンテンツマーケティング 方法”のような複合キーワードも選択肢に入れましょう。

2. 関連性あるキーワードか?

キーワードが貴社のビジネスやターゲットに本当にマッチしているだろうか。数年前、「Eコマース」にランクインを望んでいた人がいたが、あまりにも幅広すぎることからなかなか実現しなかった。このようなケースでは、「Eコマースソリューションプロバイダー」キーワードフレーズの一部としての「Eコマース」とすべきであったのだ。忘れてはならないのは、選んだキーワードがコンテンツの自然な一部となっていることだ。また、スペリングによる違いにも注意しなければならない。遊具のキーワードとして「swing set(ブランコ)」があげられるが、多くの人が「swingset」( swingとsetの間にスペースなし)で検索する可能性がある。「誤った」言葉使いやスペルミスは避けるが、「swing set」のような場合は、あるページで一方のスペリングを使い、別のページでもう一方のスペリングを使うという方法もある。

※訳者注:
日本語の場合は、助詞を意識しましょう。たとえば、「ボタンの色」は、「ボタン」と「色」に分けて解析され、「ボタン 色」の検索と同じ役割を持ちます。「形態素解析」といいます。

3. 有料検索を利用するか?

既に利用しているかもしれないが、Googleのリスティング広告など有料検索もキーワードリサーチのソースである。しかし、有料検索にお金をかけながらSEOで損失している場合が多い。有料検索のキーワードはコンテンツマーケティング、SEOの観点から現実的なものであることをはっきりさせる。
例えば、大手専門小売店が「GE社製の食洗機」というキーワードに投資する場合、コンバージョンが良ければ、SEOの観点からも活用の価値がある。
2010年に「Natural Search Trends of the Fortune 500」 を発表したConductorによれば、Fortune 500の企業は1日あたり3千4 百万ドルを有料検索に費やし、そのキーワード数は約100,000である。しかし、Googleの自然検索結果の上位30件に入るウェブサイトやキーワードはたった2パーセントである。
確かに上位ランキングはお金で買うことはできるが、自然検索での上位ランキング入りは簡単ではない。しかし、有料検索の利用はSEO戦略を考慮すべきで、単にランキング上位入りが目的なのではない。コンバージョンやROIの最終目的によっては、有料検索と自然検索の両方で上位を維持することができる。

※訳者注:
優良検索と自然検索の両方で上位表示される場合、プラスの相乗効果もありますが、ネガティブな相乗効果の可能性もあります。たとえば、有料検索を一時的にやめてみた結果、自然検索による流入数が増えたりしたら、負の相乗効果を疑ったほうが良いでしょう。

4. あなたのサイトがそのキーワードでランクインしているか?

扱っているトピックがどのくらいにランクインされるかを知っておこう。上位10位なのか、あるいは20位、30位、はたまた はるか199位まで下がるのか。
ランキングデータについては、Web CEO、 BrightEdge、SEOmoz などで得られる。

5. キーワードを言及したページか?

トピックについて、事例や新鮮な視点とともに素晴らしい詳細に及んだコンテンツの制作と同時に、最も戦略的なキーワードに連動していくことを忘れてはならない。つまり、15段落のうちキーワードが13段落目に1回だけ登場する、ということであってはならない。
キーワードの使用頻度については長い間議論されてきた。しかし、最優先事項は、キーワードを言及する自然な機会を常に念頭に入れておくことである。ターゲットとするキーワードを150-200語毎に登場させれば、おそらくうまくいくであろう。もしそれ以上の頻度で使っていても、無理やり使っているのでなければ心配に及ばない。
ランキングをチェックした後は、いつでも参照規模は減らすことができる。(ランキングはページタイトルやヘッダー、ウェブサイトの年齢、インバウンドリンクなどの他多くの要素に非常に大きく影響されていることにも留意すること)

※訳者注:
インバウンドリンク:外部のサイトから自サイトのページに張られたリンクのこと

6. キーワードで誘導されたウェブサイトトラフッィク数はどのくらいか?

ウェブサイト分析を詳しく見ると、キーワードデータの豊富さがわかる。サイトに誘導した最初の検索ワードとして使われた語の分析や、サイト内検索のデータなど、いくつかの方法で詳細を探ることができる。 例えば、「construction loan financing(建築ローン融資)」というキーワードを検索したユーザーがいたとするが、この検索ワードで、「construction loan requirements(建築ローン条件)」 や「how
construction loans work(建築ローンの利用方法)」 といったいくつかのオプションへと促すこともできる。新しいキーワードを既存もしくは新しいページに使うためにコンテンツ戦略を調整する必要もある。
キーワードの検索回数が少ない場合でも、データには多くの価値がある。私はキーワードトラフィックをランキングという観点でみている。例えば、あるキーワードは月間でたった20回の検索だとする。しかし、それは誰もSEOのキーワードとしてしっかりと使っていないからだけなのかもしれない。一方、あるキーワードはGoogleでランキング2位にも関わらず、アクセス件数は20件程度であったとする。しかし、キーワードが貴社提供のサービスや製品にマッチしたものであれば問題はない。優良見込み客につながるためには、何千人ものアクセスは必要ではないのだ。
検索エンジン上で上位ランクインしているウェブページの複数のキーワードは注視している。一つのページで「free online checking account」と「free checking accounts online」というキーワードと関連づけられているケースを発見したとする。しかし、ランキングトップ3をみてもこの二つのキーワードがないかもしれない。 (おそらく、1つ目のキーワードはランキング7位、2つ目は14位だったのかもしれない) ランキング向上のためには、どちらかひとつだけのキーワードにフォーカスした新しいトップページが必要になるかもしれない。

7. 類似キーワードによるウェブサイトトラフィックがあるか?

「自身の最重要戦略的キーワードリストにはないが、人々が検索している関連キーワード」を見つけるために、ウェブサイト分析を常にチェックしよう。SEOを考慮したコンテンツは、関連キーワードにより活性化される。例えば、当初「ラップトップコンピュータ」というキーワードをターゲットとしていたものが、コンテンツの制作方法次第で「ラップトップコンピュータの購入」というようなキーワードが増加することになるかもしれない。検索エンジントラフィック、ページ閲覧数、その他の成長が目に見えることで、コンテンツのインパクト効果を確認できる。

8. キーワード (または似たようなフレーズ) は既にコンバートしているか?

貴社ウェブサイト分析や、Eコマース(製品のセールスにキーワードと関連づける)を含むコンバージョンファネルを通してキーワードがトラックできる。Mongoose Metrics、Marchexandなどが提供するコールトラッキングサービスにより、更に詳しい分析結果を得ている企業もある。
コールトラッキング技術は多くの利点がある。例えば、キーワードレベルでは、キーワードを検索エンジンで利用し、ウェブサイトまでアクセスしたユーザーがいると、コンテンツには通常ウェブサイトに表示している電話番号に代わって特別電話番号が一時的に登場し、キーワードと密接した通話はトラッキングされ記録される。

9. ページ上でCTAが用意されているか?

特に重要なのは、ターゲットとするキーワードが有効なCall to action(CTA、行動喚起)を含むことでコンテンツに登場しているかという点である。何を提供しているのか?どのように?どこにあるのか?
SEOの観点からも、訪問者が何をすればいいのかわかりづらいものであってはならない。訪問者がフリーダイヤルに電話する、デモのリクエストする、ガイドをダウンロードする、もしくはより詳しい情報のリクエストをする、といったことにすみやかに誘導する。そして、それらの行動が簡単に行えるようはっきりと示すのである。レイアウトや配色、電話番号、様々なサービスのテストを行うことも重要である。多くの人々がSEOとはキーワードについてのみのことだと思っているが、ウェブサイトの使いやすさや、コンバージョンの機会などは、訪問者がウェブサイトにたどりついてもすぐに離れてしまうといった無駄を避け、SEOトラフィックが利益を生むことを確実化させる手助けとなる。

※訳者注:
ボタンの色については、過去記事もご覧ください。
お問い合わせボタンは何色にすべき?

10. 自社のリンク戦略をサポートできる関連ページか?

単独ページでランキング上位になることは可能だ。しかし、インターナルのクロスリンクをサポートするための関連ページがあれば、貴社のコンテンツマーケティング戦略は SEO を通して促進されるであろう。つまり、検索ランキングアップのために、いくつかのページもしくは記事のテキストの中で戦略キーワードをクロスリンクする機会をつくりだしていることをはっきりさせよう。リンク(または最低でもリンクの近くで)ターゲットとするキーワードを含むことを忘れてはならない。例えば、あるページで「低コスト自動車保険」について述べている場合、リンクしているほかのページや、更に、低コスト保険ポリシーの賛否について詳細を述べたブログなどでこれらのキーワードを使うことができる。

11. キーワードをどのように今後のコンテンツに合わせていくか

SEOやコンテンツマーケティングのためのキーワード選択候補は、数週間後のコンテンツ計画をベースにすべきであり、いま着手しているものだけを基準にするのではない。
記事の作成やサービスの説明ができる前でも、コンテンツカレンダーを用意して、キーワード候補を考え始めることができる。第一次キーワードがある場合は、コンテンツ戦略はキーワードの優先・欠如を反映すべきである。例えば、すで「芝刈り機の操作」でとびぬけてランキング上位であれば、特に注意すべきことはない。しかし「自動芝刈り機」でのランキングが低い場合で、かつこれについて述べたコンテンツを制作したいのであれば、キーワードプランはこの点について注力すべきである。

12. キーワードがドメイン名にあるか?

Google は2012年、検索上位に登場することを狙ったウェブサイトの完全一致ドメインでクオリティーの低いものについて厳しく取り締まると発表した。Google が不快なドメインや小規模ウェブサイトを取り締まりたかったのは確かだ。(このような見せかけのドメイン: seocontentmarketingtipsideasforonlinemarketers.com)
しかしながら、まっとうなウェブサイトにとっては、ドメイン名は引き続き検索エンジンランキングに影響するようである。

結論

キーワードを選ぶ前にそのほかの要素についても熟慮したくなることは確かだ、しかし、上記のリストはスタートポイントである。少なくとも、キーワードリサーチツールの活用により人々が貴社のターゲットキーワードを実際どのように使っているかを見ることができる。
貴社が制作するサイトは、月に1万回もの検索があるものではないかもしれない。しかし、あらゆる新しいコンテンツは、貴社の最も戦略的なキーワードを含み既存のコンテンツにクロスリンクするもので、優れた機会を持つようにすべきである。

参照記事:
12 Tips for Keyword Selection to Guide Your Content Marketing SEO(翻訳許可取得済)

おわりに

コンテンツ戦略の一部となるキーワードを選択についての考えを紹介しました。検索されることを念頭に置くのですから、SEOはちゃんと考えたいものです。少なくとも、「1. 掘り下げたキーワードリサーチをしているか?」を実行するだけでも随分違うでしょう。

バリュードライブドライブでは、事例やインタビュー取材の際にもこのようなSEOの内部施策を意識してコンテンツを提供しています。


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