コンテンツマーケティング研究所

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コンテンツマーケティング 2013年を占う

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SAPをはじめとした業界のマーケティングリーダーたちの予想を紹介します。これらは、おそらく大きくは外れることはない内容のように思います(無難な予想とも言えます)。主に3点について語られており、中にはインフォグラフィックの消滅を示唆しているものもあります。今年のマーケティング活動の方針決めや微調整の参考にしてみてください。

マーケティングチームはコンテンツマーケティングの取り組みを支援する方向へシフトしていく

「コンテンツ・ストラテジスト」 の役割が、多くのブランドのマーケティング分野において重要になってくると予測する。マーケティング責任者がコンテンツマーケティングリソースに注目し、最も効果的な方法で配信されているか検討することにより、コンテンツ・ストラテジー(戦略)が、マーケティングプランのプロセスの総合的な部分でみられるようになる。— SAP社、インテグレイテッド・マーケティング&コンテンツ・ストラテジー部門、シニアディレクター、Michael Brenner

次に紹介する予想は日本ではまだ少し先でしょう。
しかし、お客様の中でも「コンテンツ担当」「コンテンツ係」を任命するケースを目にすることが増えてきました。
ちなみに、コンテンツの担当チームの中には営業担当者を入れておいたほうが(特にBtoB)いいのではと考えています。現場の感覚を保持しながらコンテンツを作ることで、顧客に受け入れられやすいものになるのではないでしょうか。

2011年から2012年、 企業においてCCO (チーフ・コンテンツ・オフィサー)といったタイトルが使われるようになった。こうしたタイトルを持つ幹部は、自社ブランドのためにコンテンツマーケティングプログラムを積極果敢な制作・発行スケジュールで、維持、継続的発展させていく責任を負う。2013年、企業は、社内の制作レベルのコンテンツマーケティング担当者にプロダクションマネージャー、マネージングエディターなどといったタイトルを設けた組織づくりをしていくと予想する。 仕事を失い、新たな職務を求めるジャーナリストやプロデューサーにとってよいニュースである。—Karcherグループ、ソーシャル・ビジネス・ディレクター、Nate Riggs

画像、ビデオがより重要な役割を担う



企業のデジタルマーケティングへの取り組みやブログの再注目もあり、ネット上の文字コンテンツは、私たちが読める許容量を大きく超えてしまいました。あふれるテキスト記事にうんざりすることさえあります。「少なくても良いから、本当に役に立つ、分かりやすいコンテンツ(記事)を」というのは一つの流れです。

加えて、一瞬でエッセンスを伝えられる画像・ビデオの重要性が増すということが言われています。解決すべき課題は「創造性あふれる画像・ビデオをいかに高品質・低価格で迅速に作成できるか」です。これがクリアされれば、一気に広まるのではないでしょうか。

想像してみよう: 2013年はビジュアル化の年になるであろう(同時に、インフォグラフィックの終焉である)。Pinterest、InstagramからSlideShare、YouTubeに至るまで、ビジュアルでのアピールはコンテンツ創作やキュレーションの重要な部分を占める。コンテンツ過多の時代にあって、ユーザーは新しいもの、革新的なものを求めている。創造性あるグラフィック、写真、ビデオは想像力をとらえ、退屈なインフォグラフィックはよりよいものに代えられる。—BrandSprout Advisors社、プリンシパル、Joellyn Sargent
2012年に渡ってみられた新たな潮流でもあったが、2013年は、マーケターが真にビジュアルコンテンツを採用する年になるであろう。Facebookのエッジランクに対抗する画像の投稿、Pinterestのビジターを呼び込むインフォグラフィックの制作、キャンペーンの一環としてInstagramにハッシュタグのついた写真をクラウドソーシングするなど、いずれにしても2013年、コンテンツマーケティングの重要なトレンドはビジュアルコンテンツの活用に尽きると言える。— WindMill Networking社、プレジデント、Neal Schaffer

「情報提供は自社ウェブのみ」では済まない


キュレーション

コンテンツマーケティングで実現できることとして、「多くのアクセスを獲得することによる自社サイトのメディア化」があります。実際のところ、実現できるのは強力なブランドを持つことのできた一握りの企業でしょう。しかし、顧客のいる場所にそっとコンテンツを届けられれば顧客接点の構築は達成できます。顧客が情報を探すのに疲れたとき、顧客の近くまで間接的に「プッシュ」する必要は出てくるかもしれません。

公式ウェブサイトから離れ、代わりに、トピックに応じて制作、キュレートされたコンテンツの収集という、コンテンツの基本について考えるようになる。デジタルコンテンツの配信は変化し、2013年には起こらないだろうが、マーケターは、特定のサイトにリンクすることなく、どうやってコンテンツを自社ウェブ周辺に押し出していくかを考えなければならなくなるだろう。例としてflu.gov (インフルエンザ情報提供サイト)や Tablespoon.com (日本のクックパッドのようなレシピサイト)を参照してほしい — Aha Media Group社、プレジデント、Ahava Leibtag
タブレット、スマートフォン、ラップトップは買い手のマルチデバイス生態系をつくりあげる。 レスポンシブ・ウェブ・デザインにより、ユーザー側のデバイスの種類にかかわらず、最適な画面を提供する。あらゆるデバイスで、最小限のリサイズで読みやすく、操作しやすい画面を提供することができる。コンテンツは、こうした設計に合わせた構造でなければならない。個人化のポイントは下記である 1) 誰か (例 場所、好み) 2) 何をしているか (例 学習、購買). — Empathy Lab社ストラテジー・シニアディレクター、Valeria Maltoni

まとめ

以上のように予想は大きく次の3点が語られています。

・コンテンツ重視はさらに進む
・ヴィジュアル重視が進む
・コンテンツを読み手のあらゆるシーンに合わせて届ける必要性が出てくる

「画像・ビデオコンテンツがより簡単に作れるようになるか」、「レスポンシブ・ウェブ・デザインは広まるか(すべてにおいてストレスないデザインにするのが意外と難しい)」など、引き続き注目してみてはいかがでしょう。自社に画像・ビデオコンテンツを作れる部隊があれば、積極的に協業することをお勧めします。

ビジュアル系コンテンツマーケターの波が来るかもしれません。

参考記事:
100+ Social Media and Content Marketing Predictions for 2013




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