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産業革命とデジタルマーケティング

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産業革命とデジタルマーケティング

マーケティング初心者あおばです。

最近のソーシャル爆発を、産業革命を引き合いに出して説明されることが時々あります。先日、あるご支援案件でライターさんとドラッカーの話になり、パラパラと「ネクスト・ソサエティ」をめくっていたところ、産業革命についての次のようなフレーズを見つけました。

鉄道こそ、産業革命を真の革命にするものだった。経済を変えただけでなく、心理的な地理概念を変えた。(P76)
1829年に発明された鉄道は距離を克服した。産業革命が生んだもののうち、鉄道が経済と雇用をもっとも大きく変えるにいたったのは、距離を克服したからだった。それは人の思考を変え、視野を変え、世界観を変えた。(P121)

産業革命のきっかけは蒸気機関の発明ですが、ドラッカーによると、しばらくの間は綿工業を中心としたかつてのプロセスをルーティン化・効率化したに過ぎないとのこと。50年後(!)ようやく蒸気機関車が出てきて、人を運び、地理的感覚を大きく変えたそうです。まさに、「人の思考を変え、視野を変え、世界観を変えた。」ということですね。その後、フランスの文化を一つにしたのも、アメリカの西部開拓を進めたのも鉄道だそうです。

これを、私なりに「マーケティングにおけるデジタル革命」と対比させてみました(認識の違いなどのご指摘は喜んで受け入れます!)。



インターネットの発達(一つ目のきっかけ)によってマーケティング活動のオンライン化が進みました。オンライン化により、告知活動やリサーチといったこれまでのプロセスが劇的に改善されました。しかし、これは飽くまでもプロセスの効率化にすぎません。

その後、ソーシャルメディアが登場しました。これが二つ目のきっかけです。個人の影響力が大きくなり、企業とユーザーの立場が対等になってきているように思えます。ユーザーはソーシャルメディア上の評判を参考にしながら、自ら意思決定をします。企業の情報をうのみにはしません。そうなると、企業のありかたが変わってきます。企業は、(多少強引に)「選ばせる」ことから、「選んでもらえる・見つけてもらえる」ように考え方を変えていかないといけません。それを実現させるための手段が、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングと言われているものではないでしょうか。

ソーシャルメディアがもたらしたものは、考え方の大きなシフトなんだということをあらためて感じました。

「人の思考を変え、視野を変え、世界観を変えた。」というドラッカーの言葉が心に響きます。



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