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ライターは自らを語るべきか ―コンテンツマーケティングで「自分語り」が許される3つのケース

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コンテンツマーケティング-自分語り

「自分をどの程度まで出していいのか?」

コンテンツマーケティングで記事を作成する際、このような疑問にぶつかったことはありませんか?
自分が食べたランチの話や、自分が旅先で撮った写真を企業ブログでそのまま公開しても、読者には喜んでもらえない。一方で、自分の考えや体験をある程度織り交ぜなければ、どこか他人事で白々しい記事になってしまう気もします。では、どのくらい自分を出すべきなのか。そのことで悩んでいたところ、これだ!と思えるヒントを与えてくれる記事を見つけたので、紹介します。

語るべきか、語るべきでないか

筆者であるPace Smith氏は記事の冒頭で、「自分自身について語るべきではない」と言い切ります。

この「自分自身を語らない」というルールを守れば、読者はあなたの話を聞いてくれるようになる。そこまで断言しながら、「3つの例外を知っておく必要がある」とも同氏は述べます。絶対的なルールに許された3つの例外。一体どのような例外なのでしょうか。

3つの例外

1.読者とつながりを築くとき
「読者とのつながりを築くためなら、自分のことを語ってよい」とSmith氏は言います。例えば、同氏は自分があるゲームを好んでプレイしている(原文ではSmith氏はDance Dance Revolutionを好んでやっているとありました)ことに、折に触れて言及するそうです。ただのSmith氏よりも、Dance Dance Revolutionが好きなSmith氏の方が確かに印象的ですし、親近感が湧きます。

つまり、自分について語ることは、読者に親近感を持ってもらうための手段なのです。その目的に適うならば、自分の好きな食べ物やペットのことでもいいかもしれません。私の場合であれば、映画が好きと言って最近鑑賞したものに軽く触れるといったところでしょうか。ただし、あくまで親近感がわく程度。ほどほどにするように、とSmith氏は注意を促します。自分について語る際には、節度を保つことが求められるようです。

2.読者に安心してもらうとき
「読者に安心してもらうためなら、自分のことを語ってよい」とSmith氏は2つ目の例外を挙げます。例えば、顧客のウェブサイト保守を手伝ったと読者に知らせることは有効だと言います。その理由について同氏は、同様の課題を抱える可能性のある未来の顧客にも、安心感を与えることが出来るからだと説明しています。

つまり、読者との信頼関係を築くための手段として、自分語りを位置づけているのです。これは言い換えれば、自分の実績に言及するということとほぼ同義かもしれません。ただし、自らの技術・ノウハウを自慢したいという理由から語るのではないと確認すべきだとSmith氏は言います。自分について語るのは、あくまで読者のためなのです。

3.個人的な物語を語ることで、課題解決につながるとき
「個人的な物語を共有するためなら、自分のことを語ってよい。」Smith氏は3つ目の例外をこう表現します。その具体例として、同氏は記事の中で自身のブログ執筆の経験を語っています。その内容を簡単に要約したものが以下です。

「ブログを書き始めたとき、私は自分のことばかり語っていた。そのクセは起業してからも抜けず、読者は私の考えや意見を聞きたいのだと勘違いしていた。私がブロガー、そして起業家として成功したのは、ブログを通じて読者の抱える問題を解決しはじめてからだ。」

このような体験を語ることで、読者の課題解決の要請に応えられるとSmith氏は言います。つまり、読者の課題解決に繋がる(これはコンテンツマーケティングで目指すことの一つ)ならば、自らを語っていいと考えているのです。

私自身、2回に渡り、初心者ライターの失敗談という形で自らの経験を書きました。それらの記事も「初めて記事を書くときの参考になれば」という想いが出発点でした。だからこそ、このSmith氏の考えには非常に共感を覚えます。個人的な経験を共有することで読者の問題解決に繋げる。この考えが根底にあれば、自分のことを語る意味はあるのです。


コンテンツマーケティングで自分語り

読者のためになる自分語りを

ここまでPace Smith氏の記事についてご紹介してきました。「自分自身について語るべきでない」というルールは、記事コンテンツを執筆する上で重要です。「自分自身について語るべきではない。それよりも、読者の課題解決を手助けすることに集中しなさい。」今回の記事の結論部分で、Smith氏はこのように述べます。しかしこれは、自分語りを全面的に否定しているのではありません。読者の課題解決につながるのであれば、自分について語ってよいと言っているのです。ただし、自分のことを語りながらも、その先には常に読者の存在を想定しておくことが大切です。

読者のためになるかどうか。自分について語るときには、この判断基準が書き手の指針の一つとなるのではないでしょうか。



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